避妊法の紹介

現在ある避妊法は、さまざまな種類がありますが、どの避妊法にもメリットとデメリットがあって、どれがベストと決めることはできません。事情にあったものを、自分で考えてから選んでください。以下は通常での避妊法をご紹介します。

A.ピル(経口避妊薬)  今では低用量ピルが主流

ピルはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という種類のホルモンを使って、排卵及び着床を抑制し、妊娠が起こらないようにするものです。きちんと服用すれば、その避妊効果はほぼ100%といわれ、欧米での避妊はピルが主流です。

メリット:1.避妊効果が非常に高い 2.男性の協力なしに使用できる 3.月経不順、月経困難症などを解消できる

デメリット:1.定期的に医師の診断を受ける必要がある 2.毎日服用しなければならない

3.性感染症は防げない  4.喫煙者は心血管系の障害を起こしやすい

B.IUD(子宮内避妊具)  出産未経験者が使うのは難しい

子宮内に器具(IUD)を入れておくと、避妊効果があります。受精卵の着床を、装着するためには、医師の診断•処置が必要です。IUDには何種類タイプがあります。医師と相談しながら、適当なタイプを選び、医師の手で挿入してもらいます。IUD挿入後、経血量が増えることがあります。IUDは、出産経験がない人には不向きだといわれています。最近は、出産経験がなくても使えるIUDもありますが、過多月経や不正出血を繰り返す人や、子宮筋腫のある人は使用しないほうがよいでしょう。

メリット:1.挿入後は、2年間そのままで使用できる 2.使用感がほとんどない 3.男性の協力が不要

デメリット:1.不正出血、月経痛などが起こることがある 2.出産経験のない女性は使いにくい

3.自然脱出することがある  4.骨盤内感染症が増加 5.性感染症は防げない

C.殺精子剤(フィルム、ゼリー) 精子の運動性を失わせる

界面活性剤を含んだ避妊薬で、精子の尾の部分に作用して、運動性を失わせます。セックスに前に、フィルムやゼリーを膣内に挿入しておきます。男性に頼ることなく女性だけで装着できるので、パートーナが避妊をしたがらない場合に使われることが多い避妊法です。しかし、これも使い方を間違えると効果がありません。まず、効果があるのは50-60分程度。また、装着してから効果が現れるまで数分の時間がかかるので、計算殺精子剤で何度も射精することは避けてください。そのつど、新しく装着します。

メリット:1.使用方法が簡単 2.医師の処方が不要 3.男性の協力がいらない

デメリット:1.失敗率が高い 2.挿入後、効果があらわれる間で時間がかかる

3.効果持続時間が短い 4.薬物アレルギーのある人には使えない